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先日、「結露に悩まされない住宅を希望」というメール相談が入りました。
結露の原因としては...
1、室内と外部との急激な温度変化によって、湿気を大量に含む空気中の
水分がガラスや壁などの表面に結露する表面結露と。
2、壁の中などの目に見えない部分の内部結露があります。
結露は住宅の寿命を縮め、カビや腐朽菌の発生、ダニやシロアリなどの害虫を増やす要因になるなど、ちょっと考えただけでも日常生活に悪影響を及ぼします。
例えば、大気中の空気が水蒸気量の増減がないまま、温度が下がってゆくと仮定した場合、30.0℃で相対湿度30.0%、21.5℃で同50.0%、11.0℃で同100.0%と変化し、これ以下になると結露することになるのです。
この温度とは、室内全体の温度ではなく、窓や壁のところの温度というのがポイントです。
つまり、家の中全体が暖かくなっていれば、、室内の温度差がどこを測っても数℃以内で、かつ平均温度が21.5℃だとすると、人にとって快適といわれる相対湿度が40%~60%に収まるので結露の発生はないと予測できます。
又、実際に住み始めてから発生する結露とは、暖房用に石油ファンヒーターなどを利用(燃焼した灯油と同量以上の水蒸気が室内に排出される)したり、全く換気をしないまま料理をしたり、風呂やシャワーを使ったりすることでもおこります。
もちろん人体からも水分が発生しており、20度の室内で安静にしているときでも1時間あたり約31gの水蒸気が空気中に放出されているそうです。
住宅の断熱も重要ですが、暖房器の選定や、日々窓を開けて換気する、24時間換気は止めない、料理するときはレンジフードファンをつける、などの住まい方も大切です。
(化石燃料などからの水蒸気発生も原因と考えられています)
「断熱性能が高い家を建てる」など月々の光熱費をおトクにするために住宅の
断熱を強化する方法としては、「高気密・高断熱住宅」もその1つです。
その他、いろいろな断熱方法を用いる事や、ガラスを複層ガラスにすることにより、熱ロスの防止効果を高めることもできます。
もし皆さんが、「快適に住む家を!」とお考えなら、営業マンや店頭での説明を鵜呑みにして言われるがままに工事をするのではなく、契約前に納得できる仕様を検討してみることが大切です。
当社でも、住宅の結露や換気に関することはもちろん、その他住まいに関するご質問・ご相談はいつでもお受けしますのでお気軽にお声掛け下さい。
一緒に考えましょう!エコな住まい方 渡辺
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